2014年4月15日(火)~16日(水)の2日間、連合滋賀議員団21名が参加し、福井県大野市と富山県富山市において、研修・交流会を実施しました。
初日は国の「水循環基本法」の成立のきっかけとなり、モデル地区にも選定された大野市を訪ね、先進的な水循環の取り組みを学びました。近畿の水がめの琵琶湖を抱える滋賀県としても大いに参考になりました。特に、湧水が生活の中の一部として位置づけ、地域全体で湧水を自らが守るという姿勢には敬服させられました。
2日目の富山市では、市民の重要な移動手段となっている「ライトレール」を視察させていただきました。先に成立した「交通基本法」の基本スタンスである「人にも環境にもやさしい」交通網の整備がされており、まさにコンパクトシティをめざした街づくりそのものの交通政策が展開されていました。
特に、高齢者の外出機会を増やし、健康寿命を向上させる取り組みや、花束を市内で購入すれば割安運賃を適用するなど、ユニークなアイデアを生かした、「ライトレール」核とした総合政策が推進されていました。また、森雅志富山市長からは、「市街地の拡散を防ぐこと」「一つの事業が複数の効果をもたらすことを認識すること」「部局を超えた複数の取り組みが一つの事業効果を高めること」など参考になるお話をお伺いしました。
今回の研修の成果を今後の議会活動や政策提言に活かしていくことを参加者全員が確認し、研修を終えました。