日本労働組合総連合会滋賀県連合会 連合滋賀

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用語集

用語集

  • あ行

    ILO(アイ・エル・オー)

    国際労働機関(International Labour Organization)の略称のこと。国際労働期間は1919年に創設された世界の労働者の労働条件と生活水準の改善を目的とする国連最初の専門機関です。本部はスイスのジュネーヴにあります。
     

    アンコンシャス・バイアス

    アンコンシャス・バイアスとは、自分自身でも気づいていない「無意識の思い込み、偏見」をいいます。
    アンコンシャス・バイアスは、これまでに経験したことや、見聞きしたことをベースに認知や判断を自動的に行い、「この人は○○だからこうだろう」「ふつう○○だからこうだろう」というように、あらゆるものを「自分なりに解釈する」という脳の機能によって引き起こされるものです。自分自身では意識しづらく、ゆがみや偏りがあるとは認識していないため、「無意識の偏見」と呼ばれます。
     

    イクボス

    「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフのワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します。
     

    一時金

    定期的な給与の他に支払われる臨時給与の総称のこと。ボーナスとも言うが一般的に労働組合側は一時金と言い、会社側は賞与と言います。
     

    SDGs(エス・ディー・ジーズ)

    SDGsは「Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標」の略語です。2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGs達成のためには各国政府や国際機関だけでなく、NGO、労働組合、市民一人ひとりの貢献が必要で、連合もSDGsの達成を目指して取り組んでいます。
     

    エッセンシャルワーカー

    生活維持に欠かせない、社会で必要不可欠な業務に従事する労働者のことを言います。具体的には、以下のような職種があります。新型コロナウイルスの蔓延により、リモートワークなどの働き方が広がっている中、物理的接触を避けられない職業として、重要性が高まっています。
    ・医療福祉関係(例:医師、看護師、薬剤師、介護士)
    ・保安関係(例:警察官、消防士)
    ・運輸交通関係(例:公共交通機関の職員、配送ドライバー)
    ・小売、販売業(例:スーパー、ドラッグストア、ガソリンスタンド等の店員)
    ・教育、保育関係(例:教師、保育士)
    ・公共関係(例:電気、水道、ガス、電話)
    ・その他、金融、郵便、清掃業務など
     

    M字型曲線(M字型就労形態)

    女性の年齢別就労率をグラフにすると、学校卒業後と子育て終了後を二つの山として、その間の子育て期が谷のようになって、ちょうどMの字のような形になっていることをいい、結婚・出産を契機に退職、子育て後に再就職する女性が多いことを示します。諸外国に比べ日本の女性に顕著な傾向で、その背景には育児を女性の仕事とする固定的な性別役割分担意識の強さ、仕事偏重になっている男性の働き方、両立を支援する社会システム作りの遅れなどが指摘され、少子化や男女の賃金格差を生み出す要因ともいわれています。
     

    LGBT

    Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。
     

    オルグ

    オルガナイゼーション(organization/組織、組織化)の略語です。労働組合が組織の拡充のために勧誘活動をしたり、組織強化のために下部組織や組合員に対して教育・指導することをいいます。

     

    か行

    価格転嫁

    価格転嫁とは、企業が原材料費や人件費などのコスト増加分をモノやサービスの価格に反映させることです。コスト上昇分を価格に「転嫁」することです。
     

    過労死

    業務における過重な負荷による脳血管疾患もしくは心臓疾患を原因とする死亡、もしくは業務における強い心理的負荷による精神障害を原因とする自殺による死亡またはこれらの脳血管疾患、心臓疾患、精神障害をいいます。
     

    間接差別

    制度上は男女で差別していなくても、実質的には一方の性にとって差別的な処遇となること。
    国際労働機関(ILO)、国連の女子差別撤廃委員会(CEDAW)や自由権規約委員会(HRC)などは、世帯主要件やコース別雇用管理も間接差別にあたるとしています。
     

    ジェンダー

    生まれる前に決定される生物学的な性の違い(セックス:生物学的・生理学的な性差)に対して、出生後に周囲と関わりながら育つ中でこうあるべきだとして身についた性差観念を「ジェンダー」(社会的・文化的な性差)といいます。日常生活の中で期待される「男らしさ、女らしさ」とか、「男は仕事、女は家庭」などの性別役割分担意識も、このジェンダーの一部です。
     

    ジェンダーギャップ指数

    世界経済フォーラムが発表している各国における男女差を測る指数のことです。経済分野、教育分野、政治分野、保健分野のデータから作成されています。
    歴代ジェンダーギャップ指数の日本の順位
     

    クォータ制

    人種や性別などの格差是正をめざし、一定の人数や比率を割り当てる制度のことをいいます。
     

    組合専従者

    会社の業務を休業や離職などをして、職場から離れ、労働組合の活動を専門に行う人のことをいいます。逆に、会社の業務をしながら労働組合活動を行う人のことを組合非専従者といいます。
     

    クリティカル・マス

    集団の中で、大多数でなくても、存在を無視できないグループになるための分岐点のことを言います。組織などでいうと、概ね3割以上のグループになると意思決定に影響を及ぼすことができると言われています。
     

    国際女性デー

    1857年3月8日、ニューヨークの被服工場で働く女性たちが劣悪な労働条件と低賃金に抗議活動を行ったことが起原と言われています。1908年3月8日には女性労働者たちが賃金改善・労働時間短縮・参政権を求めるデモを行い、尊厳ある労働の象徴として「バラとパン」を掲げました。また、1911年には、縫製工場で劣悪な労働条件で働かされていた女性140名以上が火災で亡くなったことなどから、さらに世論が高まり、1975年以来3月8日は国連の「国際女性デー」として女性たちが平等と尊厳を求める国際的な行動の日となりました。
     

    個別労働紛争解決制度

    2001年10月施行の「個別労働関係紛争の解決の促進に関する法律」に基づいて行われている厚生労働省が行っている制度で、個々の労働者と事業者とのトラブルを、裁判によらず、第三者を介在させて迅速に解決することを目的としています。利用は労働者側からも事業者側からも、どちらからでも可能です。また、労働者がこれらの制度を利用したことを理由として、事業者が労働者に対して不利益な取扱いをすることは法律で禁止されています。

     

    さ行

    最低賃金

    最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。最低賃金には地域別と産業別の2種類があり、両方が適用する場合、使用者は高い方の最低賃金額以上の賃金を支払わなければなりません。
     

    裁量労働制

    仕事の仕方や時間配分を使用者が細かく指示できない一定の業務に従事する労働者について、労働時間計算を実労働時間ではなくみなし時間によって行う制度のこと。
     

    サプライヤー

    サプライヤーとは、企業活動に必要な原材料や資材、サービスなどを供給する売り手のことです。
     

    サプライチェーン

    製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売と消費者の手に届くまでの全プロセスの繋がりのことをいいます。日本語では「供給連鎖」と訳されます。
     

    産業別労働組合

    労働組合には、その構成単位が同一企業内の労働者で組織される「企業別労働組合」と、同じ業種の「企業別労働組合」(同一産業の労働者)が集まって組織される「産業別労働組合」があります。「産業別労働組合」のメリットは、「企業別労働組合」だけでは、解決が難しいような労働条件の維持改善その他経済的地位の向上について対応したり、法制度そのものから改革していくというような取り組みがあります。
     

    食品ロス

    売れ残りや食べ残し、期限切れ食品など、本来は食べられるはずの食品が廃棄されること。 食品の廃棄や損失の原因は多様で、生産、加工、小売、消費の各段階で発生し、深刻な社会問題となっている。
     

    就業規則

    労働時間や給料・休憩時間・休暇、罰則など、労働条件や服務規程といった様々な会社内のルールを定めた規則のこと。
     

    春季生活闘争

    2月下旬から4月にかけて一斉に行われる賃上げをはじめとした労働時間の短縮など、労働条件の改善を求め交渉する労働運動のこと。春季生活闘争を略し「春闘」とも言います。
     

    ジェンダー

    生まれる前に決定される生物学的な性の違い(セックス:生物学的・生理学的な性差)に対して、出生後に周囲と関わりながら育つ中でこうあるべきだとして身についた性差観念を「ジェンダー」(社会的・文化的な性差)といいます。日常生活の中で期待される「男らしさ、女らしさ」とか、「男は仕事、女は家庭」などの性別役割分担意識も、このジェンダーの一部です。
     

    ストライキ

    労働者による争議行為の一種。労働法の労働争議権の行使として雇用側(使用者)の行動などに反対して、被雇用側(労働者、あるいは労働組合)が労働を行わないで抗議することです。日本語では「同盟罷業」(どうめいひぎょう)と言います。
     

    SOGI(ソジ)

    Sexual Orientation and Gender Identityの頭文字のことで、性的指向/性自認のことをいいます。LGBTがレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーという「誰」を指すのに対して、SOGIは「どんな性別を好きになるのか」、「自分自身をどういう性だと認識しているのか」という「状態」を指し、すべての人が含まれます。

     

    た行

    ディーセント・ワーク

    国際労働機関(ILO)のフアン・ソマビア元事務局長が1999年に、ILOの理念・活動目標として示し、ILOの活動の主目標と位置づけられました。日本語では、「働きがいのある人間らしい仕事」と訳します。
     

    チェック・オフ

    使用者が給与支給の際、労働者の賃金から組合費を控除し、労働組合に一括して渡すことをいいます。労働基準法第24条第1項但書を根拠とする労使協定に基づいて行われることから「24協定」による「24控除」ともいわれます。
     

    ダイバーシティ

    年齢、性別、価値観、生活スタイル、働き方の違い、障がいの有無、人種、宗教、趣味趣向など様々な属性の人が集まった状態のことです。会社や労働組合などの集団組織において、一人ひとりの持つ多様性活用することは競争力や成長力を高めることができ、互いの違いを認め合うことにより、働きやすい環境が構築することができます。

     

    な行

     

    は行

    ポジティブ・アクション

    様々な分野において、活動に参画する機会の男女格差を改善するため、必要な範囲において、男女いずれか一方に対し、活動に参画する機会を積極的に提供するものであり、個々の状況に応じて、実施していくものです。「男女共同参画社会基本法」では、国の責務として規定され、また、地方公共団体の責務にも含められています。また、言い換えると、ポジティブアクションは過去の差別などの影響で現在生じている格差を是正するための、積極的な取り組みともいえます。
     

    ベア

    ベースアップの略語で、会社の賃金テーブルを物価上昇や賃金相場に合わせて一定割合上昇させることをいいます。バブル崩壊以降はデフレ経済によって必ずしも物価は上昇しなくなったこと、深刻な業績悪化に苦しむ企業があること、成果主義の賃金制度を導入する企業も増えてきたことなど、一律のベアは難しい環境にあります。
     

    ヘイトスピーチ

    特定の人種や国籍、主義や思想、性的指向や身体的特徴、あるいは社会的地位などにより特徴づけられる人々に対する、主観的で一方的な憎悪や敵意に基づく差別的・侮辱的かつ攻撃的・排斥的な言動のことをいいます。
     

    ま行

    無期転換ルール

    2012年8月に成立した「改正労働契約法」(2013年4月1日施行)により、有期労働契約が5年を超えて更新された場合は、有期契約労働者(契約社員やアルバイトなど雇用期間が定められた社員)の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換される雇用に関するルールのことです。無期転換の申込みがあった場合、申込時の有期労働契約が終了する日の翌日から無期労働契約となります。
     

    無償労働(アンペイドワーク)

    「不払い労働」ともいいます。地域産業における農林水産業や商工自営業などの家族労働、地域社会での福祉・環境等のボランティア活動をはじめとする様々な地域活動、家庭内での育児・介護をはじめとする家事労働など市場経済の外にあるため賃金や報酬が払われず、無償または経済的評価がされていない労働をいいます。
     

    メーデー(May Day)

    5月1日「労働者の祭典」の日のことをいいます。起源は、低賃金と長時間労働に苦しめられていた米国の労働者がゼネラルストライキ(全国的な規模で行われる労働紛争)を行われたのが1886年5月1日で、この動きが世界の労働組合に広まり、1890年5月1日に第1回国際メーデーが多くの国で開催され、これが今に続くメーデーの起源となりました。日本では1920年5月2日に第1回メーデーが東京上野公園で初めて開かれました。

     

    や行

    ユニオンショップ

    労働組合法第七条第一号で定められている「労働者がその労働組合の組合員であることを雇用条件とする労働協約」とは「ユニオンョップ協定」と呼ばれ、これは労働組合法第二条第一号に定められている意外の労働者は、労働組合に加入が義務付けられる制度です。

     

    ら行

    リテラシー

    リテラシーとは読み書き能力(識字)とも訳され、主体的に読み解き、判断・選択し、使いこなす能力を身につけることをいいます。
     

    労使協定

    労働者と使用者との間で締結される、書面による協定のことです。
     

    労働三権

    労働者が集団となることで、使用者と対等な立場で交渉できるよう、労働者の権利として「団体権」「団体交渉権」「団体行動権(争議権)」といった3つの権利を保障しています。「団結権は」労働者が団結する権利です。「団体交渉権」は労働条件を改善するために、労働組合の代表者が会社側と交渉できる権利です。正当な理由がない限り、会社側が交渉を拒否することはできません。「団体行動権」はストライキなどの争議行為をする権利です。
     

    わ行

    ワーク・ライフ・バランス

    日本語では「仕事と生活の調和」と訳され、仕事と私生活のバランスを保ち、より充実した社会生活を送ることを言います。私たちの暮らしは、仕事だけで成り立っているわけではありません。家事や育児、介護などの家庭生活はもちろん、趣味や地域活動との積極的な関わりなどもとても大切な時間です。連合は働く者の立場から、すべての働く人々がやりがいのある仕事と充実した生活を両立できる「ワーク・ライフ・バランス社会」の実現に向け、各界と連携して取り組んでいます。
     

    ワンストップサービス

    一度の手続きで、必要とする関連作業をすべて完了させられるように設計されたサービスことです。

     

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