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連合滋賀議員団会議第32回定期総会を2022年8月20日(土)にクサツエストピアホテルにて開催しました。
- ヤングケアラーとは?
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、規模を縮小し、議員団会議会員と、連合滋賀三役、地協役員あわせて54名の参加のもと開催しました。
総会は上石田昌子幹事(栗東市議会議員)の司会から、議長に田中知久氏(大津市議会議員)を選出し開会しました。
冒頭、代表挨拶として江畑弥八郎議員団会議会長、また白木宏司連合滋賀会長代理・副会長、斎藤アレックス衆議院議員、徳永久志衆議院議員、嘉田由紀子参議院議員よりご挨拶を賜りました。
総会では2021年度の活動報告、会計報告、会計監査報告が承認されたあと2022年度の活動方針、予算、役員の選出等の全ての議案が承認されました。
総会終了後には研修会が開催し、認定NPO法人カタリバの和田果樹さんから「支援の現場から考える、ヤングケアラーを支える社会に必要なこと」と題し、ヤングケアラー支援の現場の状況から、様々な課題についてご講演いただきました。
支援施策が充実していたとしても、その支援を受けたことによる世間の偏見への恐怖や、そもそも支援をしている団体への不信感を持たれることもあることや、実態が調査の聞き方によっても変わり、特に当事者の方がヤングケアラーに陥っている自覚がない場合が多く、そういった人を取りこぼさない信頼を持って相談できる相手になる「伴走型支援」が重要であることなどをお話いただきました。
質問の時間では、政治からどういった支援施策を講ずるべきかといった質問に対し、支援をしなければならない人を捕捉するために自治体と支援団体との情報共有できる仕組みづくり、また当事者だけでなく、その家族も含め支援できるような制度設計をつくること、どんなコミュニティでもよいので、しんどい事を気軽に相談できるような環境づくり支援など、一現場の声として語られました。
用語解説
本来、大人が担うような家事や家族のケア(介護や世話)を日常的に行う、18歳未満の子どものこと