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3月8日は「国際女性デー」です。1857年にニューヨークの被服工場の火災で多くの女性たちが亡くなったことを受け、3月8日に女性たちが低賃金・長時間労働に抗議を行ったことが「3.8国際女性デー」の起源であると言われています。その後、1908年3月8日には、女性労働者たちが賃金改善と労働時間短縮、そして婦人参政権を求めて「パンとバラ」を掲げ、デモを行いました。以来、この日は“女性の政治的自由と平等のために行動する記念日”と位置づけられ、賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳・人権の確保を表す「バラ」をシンボルに、世界各国で様々な行動が展開されています。連合は、1996年から春季生活闘争の中に国際女性デーの行動を位置づけ、全国で統一行動を実施しています。
連合滋賀でも、ジェンダー平等の実現に向けて、2023年3月4日(土)に連合滋賀女性委員会が中心となり、国際女性デーの街頭行動をOh!Me大津テラス周辺にて実施しました。ジェンダーハラスメントの撲滅、女性を意思決定のプロセスに入れていくことなどを掲載したチラシや、ジェンダー平等の言葉に触れてもらう自作のクロスードクイズを道行く人に配布するとともに、街頭でのマイクアピールを行いました。
マイクアピールでは、世界的には、意思決定過程に女性がいる光景が決して珍しいものではなくなってきている中、日本が遅れをとっていることや、性別だけでなく、年齢、国籍、障がいの有無、就労形態などにかかわらず、多様性を認め、誰もが等しく力を発揮できる環境が整備され、すべての人が互いに支え合える社会の実現が不可欠であることなどを訴えました。