日本労働組合総連合会滋賀県連合会 連合滋賀

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第27回近畿ブロック女性リーダーセミナー

第27回近畿ブロック女性リーダーセミナー

労働組合における女性参画の必要性や女性役員としての立場と役割についての学習や、労働組合における女性の参画と女性のスキルアップの運動を進め、他業種で働く女性同士の情報共有やネットワーク作りを目的とした「近畿ブロック女性リーダーセミナー」を開催しています。
第27回となる今回は、2023年7月1日(土)に滋賀県草津市のクサツエストピアホテルにて開催し47名(うち滋賀14名)が参加しました。冒頭、連合滋賀の白木宏司会長より、参加者に対する歓迎と激励の挨拶をおこないました。
 

第1講演「だれもが活躍できる職場・組合活動にむけて~組合活動と家庭の両立~」

講師:オムロン労働組合 西山正峰本部 書記長
 
自身が2人のお子さんの子育てをしながら組合役員として活動をしていく上で、行った改革や感じたことについてご講演いただきました。
まだ、自分にも子どもがいなかった組合役員新米の頃は、女性にも機会を与えられていないだけで、機会さえ与えれば男性と同じように働けると思い、積極的な機会付与や、スキルアップ教育こそ女性活躍につながると取り組んでこられたのですが、女性執行役員も増えず、子育てをする社員のイメージができていなかったと述べられ、お子さんの出産計画時にも自身も退任を考えたそうで、委員長にも相談をして「子育てをしながらでも組合活動ができるように変えていこう!」と言われ、組合の仲間や会社と連携して、様々な取り組みをされてこられました。

<組合活動にてされた主な改革>

●定時外活動の最小化
・昼休み・休暇取得を活用した代議委員会・各種会議の開催
・定期大会や各種研修会における託児施設の設置
●ダイバーシティを推進する組織に相応しい体制の構築、意見吸収の機会・場づくり
・男女の意見が共に反映できる体制の構築
・各支部にダイバーシティ推進委員会の設置
●運動を牽引するリーダーづくりと女性ネットワークづくり
・ダイバーシティー・フォーラムの毎年開催
(※参加者男女比5:5となるよう選出、男女別での論議と男女同率比での論議を行い、互いの価値観の違いなどを理解し合う。)
 
<職場の仲間との連携>
●スケジュールの計画運営
・定時後の会議・出張は計画化する。家族のスケジュールも見ながら事前調整を行う。
●会議運営の時間管理
・午後の会議は長引く傾向があるため、会議は可能な限り午前にする。
・ひとつひとつの論議テーマについて話す時間を決める。
・参加者全員が、論議の着地点をイメージできるように意識合わせをする。     
●仕事の見える化
・急な休みに対応できるように、論議の進捗を共有しておく。
・資料を共有するなどの工夫する。
●メンバーとの雑談(家庭事情の理解)
・常日頃から、子供の体調や学校行事など雑談しながらお互いの状況を理解し合える関係づくりをする。
 
<西山さんが仕事と家庭を両立するために大切にされているポリシー>
●自分自身がどう生きたいのか描くこと
出産するのか、何歳ごろに出産したいか、何人子どもがほしいか?
仕事でも労組活動でもどうしたいのか、どのように働き、過ごしていきたいか、どのようにキャリアを描いていきたいのか?
まずは、自分自身がどう生きたいのかを描くことが重要。
●一人ひとりが、最大限に成果を追求する
限られた時間の中で、いかに組織に最大限貢献できるかの意識が重要。
甘い気持ちは、周りの人に不満を与える原因となる。
●パートナーなど家族とのコミュニケーション
どういう働き方をしたいのか、その実現に向けて、お互いのサポート体制などワンオペにならないためにも、出産前から、そしてその後もずっとコミュニケーションを。
●職場メンバーへの感謝の気持ちと日常的なコミュニケーション 
職場のメンバーの協力があって、両立が成り立っている。
お互いが理解し合うためには、日常的にプライベートの話など含め、周囲の人とコミュニケーションをとることが重要。
 
※TOPの意思と職場マネジメント
両立していくには、職場の抜本的な運営変革も必要。組織のTOPと早めに自分がどのようにしていきたいのかを対話し、組織運営面でのすり合わせ(ときには覚悟をもって)が必要。そのうえで、日常的な運営マネジメント(業務の見えるか、多能工化、タイムマネジメント)を実施し協力していくことが重要。)
※自分ができるやり方でやる。無理をしない。(前例にこだわらない。組織としてのアウトプットで)

 

第2講演「ジェンダー平等とアンコンシャス・バイアス」

講師:株式会社ICB 瀧井智美 代表取締役
 
制度の充実だけではなく、意識の変革が不可欠であることから、思い込みや先入観、固定観念といったアンコンシャス・バイアスの理解と克服方法についてご講演いただきました
アンコンシャス・バイアスは「いつでも・どこでも・誰にでも起こりうるもの」であり、なくしていく大切なポイントとして自覚的になり、気づいた時にすぐ修正することが重要であることをご説明いただきました。また、具体的な方法としては、指摘してくれる人をつくることや、コミュニケーションスキルの向上、特に「聴く力」「肯定する力」「質問する力(自分自身への問いかけも含む)」が大切であること、また余裕がない時にバイアスが起こりやすいことから、心に余裕を持つことなどが大切であることを述べられました。
また、社内でのとある会議映像からアンコンシャス・バイアスを見つける体験型の内容や、グループや全体も交わるディスカッションなど、参加者が考えるプログラムが多数、講演の中にあり、アンコンシャス・バイアスについてより一層、理解を深めることができました。

近畿ブロック女性リーダーセミナー,2023年7月1日,クサツエストピアホテル,連合滋賀,連合大阪,連合京都,連合奈良,連合兵庫,連合和歌山

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