日本労働組合総連合会滋賀県連合会 連合滋賀

0120154052
女性第34回総会・青年第33回総会・女と男のいきいきフォーラム

女性第34回総会・青年第33回総会・女と男のいきいきフォーラム

女性委員会第34回総会・青年委員会第33回総会を12月2日(土)に開催しました。両委員会ともに2023年度活動報告を行い、総括をするとともに、2024年度活動方針を提案し、満場一致で承認されました。
2024年度役員選出では女性委員会は長年、委員長としてご尽力いただきました相澤三千代さん(JAM)が退任し、新たに松本有子さん(電機連合)、青年委員会は坪田英樹さん(自治労)が委員長が退任し、唐木成顕さん(UAゼンセン)が委員長として選出されました。
 
総会後は「女と男のいきいきフォーラム」を開催し「ジェンダーの思い込みとマイクロアグレッション」と題し、Bridge Projectの内山唯日さんにご講演いただきました。

マイクロアグレッションとは?

 
日常の中に潜んでいるチクチク言葉で、特定のグループに対して思い込みがあると、わざとではなくても相手を傷つけるような言葉を言ったり、行動をしてしまったりすること。以下の3つに分かれる。
①マイクロアサルト:意図的に侮辱する、差別する。
②マイクロインサルト:たいてい無意識。思い込みが言動に現れることで相手を傷つける。
②マイクロインバリデーション:たいてい無意識。マイクロアグレッションを受けた人の感情や差別された経験を否定する。
 

 
マイクロアグレッションを日本語で直訳すると「些細な攻撃」となり、些細なことだと誤解されがちですが、実は精神への影響が大きいと言われており、長期的にマイクロアグレッションを受けることでうつ病や、不安症、トラウマなどのリスクが増加がされるなどのデータがあることや、「1000の傷による死」と呼ばれる程、当事者にとってつらいものであることなどをご説明されました。
そういったマイクロアグレッションに対して、自分たちにできることを考えるために、日常の場面を事例に、マイクロアグレッションを言う人、受ける人、傍観者との役に分かれ、三者の関係をこじらせず、建設的な意見交換の場をつくり、今後のマイクロアグレッションを減らすにはどうしたらよいかを考えるロールプレイを行いました。
ロールプレイ後は、参加者からどんな方法を思いついたか発表などを行い、まとめとして内山さんから、マイクロアグレッションを減らすために多様な捉え方があることを知っておくことや、自分の思い込みと向き合うこと、また男女などカテゴリーとして人を見るのではなく個人として見ること、マイクロアグレッションについてオープンに話せる心理的安全性の高い環境を普段から築き上げることなどが大切であることを述べられました。
 

back to page top