2017年の新年を迎え「連合滋賀2017新春の集い」を2017年1月6日(金)びわ湖大津プリンスホテルにて開催いたしました。
来賓に三日月大造滋賀県知事を始め、各首長などの行政、経済団体や事業団体、各級議員、報道関係などにお越しいただき、連合滋賀の構成組織・地域協議会からの参加を含む222名の方々にご参集いただきました。
連合滋賀柿迫博会長挨拶(要旨)
アメリカ大統領選挙では、事前の予想を覆してトランプ氏の勝利、イギリスのEU離脱、あるいは欧州での極右政党の台頭なども含めて、グローバル化による負の側面として、産業や雇用の空洞化、格差や貧困の拡大によって、経済や社会から取り残されたと感じる人々の不満や怒りが鬱積しています。
政治に求められているのは、雇用と生活の安定と底上げ、持続的で包摂的な社会づくりに向けた責任ある政策を示し、実行することです。2017春季生活闘争については、「底上げ春闘」の流れを持続させ、さらに広めていくことが重要です。そのうえで中小組合においては2016闘争から取り組んだ「大手追従・大手準拠などの構造を転換する取り組み」を前進させることを引き続き提起していきます。また、長時間労働の是正などワーク・ライフ・バランス社会の実現に向けた取り組みも重要です。「働き方」「働かせ方」の問題を広く世の中に訴えるとともに、時間管理のブラッシュアップをはかり、労働時間の上限規制とインターバル規制の導入にかかわる法改正に向けて、いっそう世論を盛り上げていきます。
政治をめぐる課題については、昨年7月の参院選では厳しい状況の中で、残念ながら滋賀県選挙区の林久美子候補と比例区の組織内候補12名の仲間のうち4名が当選に届かなかったことは痛恨の極みです。私たち労働組合の目的は「働く者」「生活者」の暮らしや雇用を守ることです。政治活動が私たちの生活に直結していること、その大切さを組合員だけでなく、広く国民に訴える取り組みが重要です。
共感の輪を広げるためにも私たち労働組合、連合が積極的に外に向かって発信・行動をしていき仲間の輪を広げていきましょう。