栗東市ウィングプラザにおいて2016年12月3日(土)、連合滋賀女性委員会第27回総会と連合滋賀青年委員会第26回総会を同日に開催いたしました。
両総会にて、2016年度活動報告を行い、2017年度活動方針を確認しました。2017年度役員選出では女性委員会は引き続き平和堂労組の藤岡順子さんが委員長に、青年委員会では日本電気硝子労組の服部彰さんが新委員長として選任されました。
両総会後は「気づき・発見・いまどきのジェンダー」をテーマに、女性も男性も共にいきいきと働き続けることができる社会を目指して、毎年、連合滋賀女性委員会・青年委員会とが共催で行っている「女と男のいきいきフォーラム」を開催し、100名を超える参加者が集まりました。
今年は「女と男の人間関係学~多文化時代のサバイバル」と題し、ジェンダー論について精通されている、京都学園大学の黒木雅子特別教授にお越しいただき、講演いただきました。
講演では日本の男女平等(ジェンダー・ギャップ)指数は144か国中111位(2016年)であり海外と比べると日本は男女平等の意識が非常に低いことや、男女平等は女性だけの問題ではなく、男性も、例えば女性から「男らしさ」として経済力を求められているなどお互いに「生きづらさ」を感じているものである。感情論に終始しやすい「女と男の関係」を、お互いに理解し、男女平等の意識を持つことが重要であることなどをお話しいただきました。
講演後は各グループに分かれ、「女性・男性として損していると思うこと・困っていること・悩んでいることは何ですか?」というテーマでグループディスカッションを行い、様々な意見が飛び交い、女性・男性それぞれの立場の生きづらさについて考える機会となりました。
最後にまとめとして黒木先生より「女性・男性といった視点でいろいろ考えてもらいましたが、性別ではLGBTの方なども生きづらさを感じている、また雇用という観点では正規・非正規など「生きづらさ」は多様化し続けている。多文化時代、男女平等も含め、お互いの「生きづらさ」について考えることが大切です。」と、これからの多文化時代に必要な考え方についてコメントをいただきました。