~語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で
恒久平和の実現を~
連合は、1989年の結成当初から平和で安定した社会の実現を目指し、平和運動に取り組んでいます。
太平洋戦争終結直前の1945年8月6日、米軍によって原子爆弾が広島に投下され14万人の尊い命が奪われました。人類史上初めて原爆が投下された広島の地で、悲劇が二度と繰り返されないよう2019年8月5日から6日にかけて「2019平和行動in広島」を実施しました。連合滋賀からも5名が参加しました。
参加者レポート
- 自動車総連 ダイハツ労組竜王第2支部 正垣努さん
- JAM メタルアート労働組合 毛利太さん
- 日教組 滋賀県教職員組合 渡辺大平さん
- 連合滋賀第3区地域協議会 村田製作所労働組合 田村圭太朗さん
- 連合滋賀第3区地域協議会 パナソニックアプライアンス労組 久保昌之さん
「2019平和行動in広島」に初めて参加させて頂きました。
一日目は広島平和記念公園内の慰霊碑を巡るピース・フィールドワークに参加し連合広島のガイドの方からそれぞれの慰霊碑に込められた思いを聞かせて頂きました。
その後行われた「被爆74年 連合2019平和ヒロシマ集会」では高校生平和大使による活動紹介があり、被爆地の願いを世界各国に伝える活動が行われている事を知る事が出来ました。また続けて行われた「2020年核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた平和シンポジウム」では外務省からの現状の取り組み報告や中国新聞論説委員による各国の動向状況を知り、核兵器廃絶の難しさや1000万署名に向けた活動の大切さを感じました。
二日目の「広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式」にも参加させて頂き全体を通して感じた事は、原爆の恐ろしさをこれからの世代に語り継ぐ事の大切さでした。私自身、中学校の修学旅行で訪れた事はありましたが、覚えていない事も多々あり改めて原爆の恐ろしさを痛感しました。私たちが「語り部」になる事は難しいですが、今回の平和行動の様な活動に多くの方に参加して頂き、自分の目と耳で感じ取る機会に触れて頂きたいと思います。今後も今回感じた思いを忘れることなく行動に繋げていきます。
今回、平和行動に参加してきました。初めて見る原爆ドーム。建物のレンガはくずれ、上の屋根は、無くなっているのがわかった。写真ではなく、直接見るとすごいありさまだった。
ピースウォークでは、たくさん話が聞けて貴重な体験ができました。
こういう活動は、続けて行かなければ、人は忘れ、同じ過ちを繰り返すと感じました。絶対に忘れてはいけない、この日を大事な日にしなければならないと感じた。
その後は広島集会、平和シンポジウムに参加し貴重な体験できました。印象に、残っているのは、被爆された方の話です。助かってもがんなどの病気にかかり苦しむ人や命を落とす人が大勢おられました。
最後に「核と人類は共存できない」とおっしゃっていたのが印象に残っています。同じ人類同士が戦争し、核兵器をいつまでも保持し続ける今の時代かおかしい、世界が核兵器をもたないと言えばすむ事なのに、なぜ簡単な事が出来ないのか不思議です。世界が平和になる為には、二度と戦争が起きない、起こさない事が大事で、唯一の被爆国の日本人が核兵器廃止を呼びかける事が日本人の責任だと思いました。
8月6日8時15分に黙祷を捧げてきました。原爆で亡くなられた方へ、どうぞ安らかにお眠り下さい。と伝えてきました。
最後に、多くの人々が願っている平和な国になります様に、その思いが消えません様に。と願っています。
この貴重な体験を忘れずに、沢山の人に伝えていきたいと思いました。ありがとうございました。
8月5日~6日に広島で行われた平和行動に参加させていただきました。広島平和記念公園のピース・フィールドワークでは、連合広島の方々の案内で、公園内の様々な慰霊碑の説明を受けました。増産協力のための勤労奉仕で全国から学徒動員され、原爆死した人が6900人いて、その中には滋賀県の学生がいたことも慰霊碑から知りました。また、原爆死没者慰霊碑には、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませんから」という文字が刻まれていて、終戦後、戦争体験者たちの強い誓いがこの字に表れていると感じ胸を打たれました。ところが、現在は自国第一主義が幅をきかせ、核軍縮も動きが鈍っていて、為政者は対立を改善するどころか国民感情を煽り、大変危険な状況です。この悪い流れを変えるのは市民の力です。私自身この2日間、被爆者の体験談や核軍縮会議の情勢などを聞き、平和について考えました。これからも情報を得ながら自分のできる限り平和を追求する行動をとりたいと思います。このような経験をさせていただき、ありがとうございました。
エンジニアとして仕事をしたいと思ってから、科学の力で多くの犠牲を出した原爆投下について知り、作り出していくものへの責任を考えたいと思って、一度は広島に行きたいと思っていました。今回、機会を頂き参加させていただきました。今回参加して、原爆の悲惨さを伝えることは非常に大切だと感じたが、原爆ドームの維持に費用が多くかかっていることに驚き、残し伝えていくことの大変さを感じました。私たちはまだ被爆された方が生きていて、直接その経験を伝え聞くことができる。経験していない私たちが、本当に悲惨だった原爆の話を後世に熱い思いを持って伝えていくことは難しいとも思う。被爆された方が生きている今、核廃絶に向けた取り組みを実行に移せるように、協力させていただけたらと思いました。また、このような悲惨な出来事を起こさないようエンジニアとして世に出していくものに対しても考えていけたらと思います。
今回私は「2019平和行動in広島」に参加させていただきました。広島を訪れるのは小学校の修学旅行以来のため、新鮮さと懐かしさを感じる貴重な体験となりました。日程は8月5日~6日で、1日目は「ピース・ウォーク」、「被爆74年連合2019平和ヒロシマ集会」、「2019平和シンポジウム」、「連合・原爆死没者慰霊式」、2日目は「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に参加しました。
2日間を通して最も印象に残ったのは、ご自身が被爆者であり、語り部として現在もご活動されている広島県被団協の箕牧さんのお話でした。実体験を基に語られる原爆の恐ろしさ、惨さは深く心に刻まれました。一方で、被爆者の方々も年々高齢化が進んでおり、今後は唯一の被爆国民である日本人一人一人が戦争の悲惨さ、核兵器の非人道性を語り継がなければという責任も感じました。今回参加させていただき、平和の尊さを再認識することができ、本当に感謝しております。