日本労働組合総連合会滋賀県連合会 連合滋賀

0120154052
2018平和行動in沖縄

2018平和行動in沖縄

~語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で
恒久平和の実現を~

 
 
沖縄県では、戦争の惨禍が再び起こることのないよう、人類普遍の願いである恒久平和を希求するとともに、戦没者の霊を慰めるため、太平洋戦争における沖縄戦が終結した6月23日を「慰霊の日」に制定しています。
 連合は毎年、6月~9月を平和行動月間として6月沖縄、8月広島・長崎、9月根室での平和行動を実施し平和の尊さを再認識し、恒久平和の実現に向け取り組んでいます。
2018年度の連合平和行動のスタートとなる平和行動in沖縄が2018年6月23日(土)~25日(月)に開催され、集会には全国から1,200名の組合員が参加し、連合滋賀からも5名が参加、沖縄が直面している課題を共有すると共に、今後の平和運動を拡大してゆくことを誓いました。

 

参加者レポート

 
 

第3区地域協議会 パナソニックアプライアンス労働組合 永野将さん

 
沖縄戦が、住民まで巻き込んだ捨て石作戦となった背景には、負けが見えている中で本土決戦への時間稼ぎがあったことや、米軍基地が元々敗戦時には日本全国にあったが、本土での反基地運動が強かったことから、政治的コストがかかることを理由に沖縄に追いやったという歴史など、今回この運動に参加させていただき、恥ずかしながら自分の無知を知ることができ大変有意義な機会となりました。
特に、沖縄に米軍基地の70.3%が集中しているが、そこに合理的な理由がないことを知り、沖縄県は他県から差別を受けている印象を持ち、また、逆に言うと自分たちは知らないうちに責任を押し付けているように感じ、複雑な心境になりました。
一人ひとりが自分事としてとらえられるよう、無知や誤った歴史認識をなくすことが大切であり、私は支部の仲間に今回の体験を伝えていきたいと思います。ピースガイドのみなさんに感謝いたします。ありがとうございました。
 


 

私鉄県協 江若交通労働組合 辻暢克さん

 
「慰霊の日」を迎えた6月23日~6月25日の3日間、平和行動in沖縄に参加させて頂きました。
初日は浦添市民体育館にて「平和オキナワ集会」が開催され、全国の連合の仲間たちと「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現」のテーマについて、講師の方から色々とお話を聞き、戦争の悲惨さを改めて痛感しました。
2日目のピース・フィールドワークでは、連合沖縄青年委員会の方々に、辺野古キャンプシュワブ、嘉手納基地、チビチリガマ、嘉数高台を案内して頂きました。チビチリガマでの集団自決のお話では、当時の壮絶さ、悲惨さが伝わりました。そして、嘉数高台から一望した普天間基地ですが、テレビ等の報道で住民が危険な基地とは知っていましたが、こんなにも住宅地と基地が目と鼻の先にあることに驚きました。騒音問題、ヘリコプター墜落事故への不安を抱きながらの生活されている住民の方々の事を考えると胸が痛む思いになりました。
今回、沖縄にはわずか3日間の滞在で、ほんの一部の見学でしたが、戦後70年以上が立っているにもかかわらず、沖縄と沖縄に暮らす方々にとって、今も戦争被害が続いており、過去の問題ではないこと、日本では過去の事として語られる戦争が、今なお世界で繰り広げられている事実の恐ろしさ、残酷さを改めて認識しました。
今後も、この様な平和行動を通して、多くの方々と色々な問題を共有し、考えなければいけないと感じました。
 


 

情報労連 NTT労働組合滋賀分会 松元涼子さん

 
6月23日(土)、梅雨明け発表後に空港へ到着し、浦添市民体育館で行われた「2018平和行動沖縄集会」、約1,200名の日本労働組合総連合会の仲間の皆様と共に、講演を聞かせていただき、平和式典を見届けました。
翌、24日のピースフィールドワークでは辺野古キャンプシュワブ、嘉手納基地、チビチリガマ、普天間基地を、ガイドさんの説明を受けながら回りましたが、自分達を脅かす事件や事故が今も続く現状、戦争跡地での歴史等をお聴きするだけでも、同じ日本で、自身の住む地域と全く違う沖縄を私はまだまだ知らなかったのだと痛感させられました。
新元号も控え、風化も進みつつあり、重く厳しい現状にも心が痛くなる思いですが、集会でのアピールである「語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現しよう」という言葉の思いを、多くの人が参加する事によって伝え広げていく事が大切なのだと実感しました。
 


 

第3区地域協議会 三菱重工グループ労連栗東地区支部 荒木栄二さん

 
今回、平和行動in沖縄に参加させていただきました。
初日は沖縄の基地問題についての基調講演と、平和式典に参加しました。沖縄の国土に対して基地が集中し、それに伴う課題が山積している現状と、沖縄戦では県民の多くの尊い命が犠牲になったことについて説明があり、恒久平和の実現に向けて平和アピールが行われました。
2日目のピースフィールドワークでは、辺野古への基地建設予定地や嘉手納と普天間の基地周辺の見学をしました。普天間基地では、沖縄県民の居住区と飛行場との距離が近く、安全面の課題があることを知りました。 
一方で、基地返還に伴う交通網の整備や商業施設の誘致を進められていたが、土壌の調査など、整備には時間が掛かるとのことでした。
戦時中に集団自決が行われた洞窟の前では、そのときの悲劇を考えると、胸が締め付けられる思いであり、参加者で黙とうを行いました。
これまで戦争について学ぶことはありましたが、現地に行って説明を受けることで、さまざまな課題があり、沖縄県民の生活が脅かされていることを肌で感じたることができ、貴重な体験となりました。
また今回、連合の皆さんを中心に、ピースガイドとして青年委員会の方々が、「戦争」「平和」「沖縄の今」について、真摯に向き合っている姿に感銘を受けるとともに、戦後73年が過ぎ、語り部が高齢化する中で、次の世代に思いが伝えられていることを実感し、平和の尊さを感じることができました。
 


 

全印刷 全印刷局労働組合彦根支部 黒川徹さん

 
『語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で恒久平和を実現しよう』をスローガンに、「2018平和行動in沖縄」が開催され、連合滋賀の仲間とともに参加してきました。
沖縄「慰霊の日」の23日、浦添市民体育館で全国から約1,200名が参加し「平和沖縄集会」が開催されました。
第1部ではフリージャーナリストの屋良朝博氏が「沖縄基地問題について」をテーマに沖縄反基地闘争のデマ蔓延や基地と雇用・経済について等を講演、様々な視点から沖縄基地問題について学ぶことができました。
2日目は「ピース・フィールドワーク」が開催され、連合滋賀は米軍基地・チビチリガマを周りました。
読谷村にあるチビチリガマでは、県民が38年間語らなかった集団自決に至った経過等を学び、現代では考えられない身の毛がよだつ恐ろしさに戦争の悲惨さを改めて感じました。
今回初めて参加させていただき、沖縄戦の歴史・現状を学び、私たち一人ひとりが沖縄で起きている問題を正しく理解することや、改めて平和の大切さを考えさせられました。このことを胸に今後の平和運動に取り組んでいきたいと思います。
 

back to page top