日本労働組合総連合会滋賀県連合会 連合滋賀

0120154052
2015平和行動in長崎

2015平和行動in長崎

~語り継ぐ戦争の実相と運動の継続で
恒久平和の実現を~

 
 
平和行動in沖縄、平和行動in広島に続き、連合は2015年8月8日、被爆70年を迎えた長崎で「連合2015平和ナガサキ集会」を、全国から連合組合員などおよそ3,600名が参加、連合滋賀からも長崎に4名が参加した。集会では連合古賀伸明会長より主催者代表挨拶として今年開催されたNPT再検討会議において最終文書が合意されなかったことに触れ「NPT体制自体が揺らぐ結果になってしまったことは極めて残念な結果と言わざるを得ない。連合は、世界で唯一の被爆国のナショナルセンターとして、これまで以上に、核兵器廃絶に向けた国内世論の喚起に注力するとともに、ITUCともさらに連携を強化し、核兵器の悲惨さと非人道性を広く世界の仲間に訴えていく。」と述べられました。

 

参加者レポート

 
 

日教組 滋賀県教職員組合 内海善夫さん

 
原爆投下から70年目の連合長崎平和行動に滋賀から4人で参加し、受け継ぎ語り継ぐ若者が増えていること、高校生平和大使が今夏もアメリカに渡り核兵器廃絶をアピールすることを知った。また、被爆された高齢の方々が異口同音に、安倍政権の安保法制の危険性を明確に主張される話を聞いた。8月9日の夕、爆心地近くを穏やかに流れる浦上川に幾多の平和の灯(万灯籠)がともった。原爆犠牲者の霊を慰め、平和を祈る灯火を見て、静かに、しかし強く核兵器廃絶と平和堅持の重要さを再認識した。現地で学んだことを、滋賀で発信し、行動することにつなげたい。
 


 

情報労連 NTT労働組合 川島修一さん

 
私が今回の長崎での平和活動への参加を通じて感じたことは、若い世代への想いのバトンを繋ぐことの大切さです。今年は戦後 70 年という節目の年ですが、それ以上に被爆者の方々の平均年齢が 80 歳を超えたということに私は強い印象を受けました。各イベントに参加する中でもその事実は強調して語られており、戦争を生で体験された方の話を直で聞く機会が難しくなっていることを危惧されておりました。戦争をしない、させないという意思を継承していくためには、被爆者の方々の経験談や想いを聞くことが最も重要だと感じました。私は戦争を経験しておらず、平和な日本が当たり前となっていますが、昨今の安保法制を巡る動きでは、今までの平和な日本が変わってしまうかもしれないという不安を抱くようになりました。平和な日本をこれからも築いてためには、今回見て・聞いて・感じたことを若い世代への想いのバトンとして受け止め、自分として戦争に対する想いを持ち、それを次の世代へ引き継いでいくことが僕らの使命なのだと感じました。
 


 

日教組 滋賀県教職員組合 山岡善彦さん

 
8月8日(土)~8月10日(月)に“平和行動 in 長崎”に参加してきました。初日の8日は平和ナガサキ集会でした。いろんな方がスピーチののなかで戦後70年ということについてふれておられました。70年もたっているのにもかかわらず人類はいまだに核兵器を持ち続けています。NPT再検討会議は決裂し、希望がみえないと思っていましたが、ユース代表団、高校生平和大使の活動の報告を聞き『若者ががんばっているんだ。まだまだあきらめてはいけない』と思い直しました。9日は平和祈念式典に出席しました。長崎市長の平和宣言の中の『平和の理念が、今揺らいでいるのではないか』のくだりでは会場から拍手が起きました。この言葉をいちばん近いところにいた安倍首相はどう受け止めたのでしょうか。被爆国の政府として世界に向けた取り組みを率先してやってほしいと願うのですが無理でしょうか?今年の夏が平和と戦争の本当に分岐点のような気がした長崎でした。
 


 

情報労連 NTT労働組合 永浜康祐さん

 
今回の「2015平和行動in長崎」に参加させていただき、一番印象に残っていることは、1日目の「連合2015平和ナガサキ集会」での和田耕一さんの「被爆者の訴え」です。中学校の修学旅行で広島の平和活動に参加し、高校の修学旅行では沖縄の平和活動に参加しました。当時の若さで自分なりに、戦争の残酷さや平和の大切さ理解しているつもりでしたが、今回の和田さんの訴えを聞いて、あらためて平和への願い、命の尊さを感じました。私は、今年で28歳になります。中学生、高校生の時は、自分1人で戦争と平和について考えていましたが、これからは和田さんからのメッセージでもある、【戦争は二度としない】を心に刻み、一人でも多くの人に和田さんの訴えを伝える使命を担っていき、一人でも多くの人に平和のすばらしさを感じてもらいたいです。

back to page top