新たな大綱では、勤務間インターバル制度の数値目標が引き上げられたことに加え、コロナ禍での労働時間の状況を踏まえた過重労働対策や、テレワークなど多様な働き方への対策なども盛り込まれています。
テレワークや副業・兼業など、どのような働き方でも労働時間を適正に把握・管理するしくみづくりを進め、長時間労働を防止していきましょう。
36協定をきちんと締結しよう
労使で話し合いの上、36協定を適正に締結し、職場の仲間を働きすぎから守っていきましょう。
勤務間インターバル制度を導入しよう
終業から始業までに一定以上の休息時間を設けることで、しっかりと休める職場を実現していきましょう。
メンタルヘルス対策・ハラスメント防止対策を充実させよう
方針の明確化や相談体制の充実、コミュニケーションの活性化、取り組み内容の労働者への周知啓発に努め、心健やかに働ける職場環境をつくっていきましょう。
過労死等の防止に向けて、職場の労働組合による取り組みは欠かせません。
大綱の見直しを契機に、誰もが安心して働ける職場環境になっているか、改めて点検し、改善の取り組みを進めていきましょう。
●新たな「大綱」が定める数値目標
週労働時間40時間以上の雇用者のうち、週労働時間60時間以上の雇用者の割合を5%以下(2025年まで)
勤務間インターバル制度
制度を知らない企業の割合を5%未満(2025年まで)
制度導入企業の割合を15%以上(2025年まで)
※いずれも労働者30人以上の企業
年次有給休暇の取得率
取得率を70%以上(2025年まで)
疲れていませんか? 不安を抱えていませんか?
「コロナ禍による仕事の変化がつらい」「長時間労働が続き休めない」「収入や雇用が不安」など、連合へは、働く者からの切実な声が寄せられています。
ストレスや心身の疲れは誰にでも起こり得ます。
この機会に、ご自身や職場の仲間、ご家族の働き方を見つめ直してみませんか。
チラシ
掲載:2021年10月