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連合滋賀と滋賀県は、2023年5月18日(木)に滋賀県庁公館において、2021年に行った「誰もが安心して働くことができる社会づくり共同宣言」について、再度のサインアップを行いました。
連合滋賀は結成以来、滋賀県に対し政策・制度要求と提言の取り組みを行っており、働く者・生活者の立場から様々な提言、協議を重ねてきました。
2021年にこれまでの話し合いをかたちとして残すため、新型コロナウイルス感染症対策、働き方改革の推進、女性活躍の推進、ハラスメントの防止、マザーレイクゴールズ・しがCO2ネットゼロの推進など、方向性を一連の協議の場を通じて確認し、連携して取り組んでいくことについて「誰もが安心して働くことができる社会づくり共同宣言」として表明をいたしました。そして今回、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行するなど、社会情勢に変化があったことを踏まえ、文言の修正とともに、重点的に取り組む項目として「ひとづくりの推進」を追加しました。
三日月大造滋賀県知事と連合滋賀白木宏司会長が共同宣言の書面にサインし、共同宣言への文言の修正や重点項目の追加に至った経緯や、それぞれの立場からの想いについて述べました。
連合滋賀は、この共同宣言再サインアップによって滋賀県と共に連携し、誰もが安心して働くことができる社会づくりのため、今後も取り組んでまいります。
●共同宣言の動画はこちら
誰もが安心して働くことができる社会づくり共同宣言
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新型コロナウイルス感染症の拡大は、経済・雇用へ甚大な影響を与え、我々の生活に大きな変化をもたらしました。ダメージを受けた地域経済の回復に加え、深刻化した”こころの健康”の問題などコロナ禍で顕在化した様々な問題への対応が喫緊の課題となっています。
- ポストコロナにおける取組の推進
- 働き方改革の推進
- ひとづくりの推進
- 女性活躍の推進
- ハラスメントの防止
- マザーレイクゴールズ(MLGs)・しがCO2ネットゼロの推進
一方で、社会のデジタル化の進展や、地方への関心の高まり、自然が持つ価値の再評価、人々の価値観の変容が見られ、ポストコロナ時代の幕開けを迎えています。
今後、滋賀県の経済を自律的かつ持続的に成長させ、包摂的な社会を構築していくためには、誰もが働きがいを持ち、安定した雇用や安心できる社会的セーフティネット機能を基盤とした経済と社会の実現が不可欠です。
また、この社会変化を成長のための絶好の機会と捉え、しがCO2ネットゼロやDXを推進するとともに、琵琶湖をはじめとする自然環境を守り、気候変動や自然災害に強い持続可能な社会をつくるためには、マザーレイクゴールズ(MLGs)の取組も重要となっています。
滋賀県と連合滋賀は共に連携し、誰もが安心して働くことができる社会づくりのため、以下の事項に重点的に取り組みます。
これまでの経験を活かし、引き続き感染防止対策に取り組むとともに、回復途上にある中小企業の活性化やそこで働く人々の雇用の安定に向けた取組、職場におけるメンタルヘルス対策を進め、誰もが安心して生活できる社会の実現を目指します。
県内企業の魅力を高め、生産性を向上していくため、滋賀県域の実情に即した働き方改革を推進し、働きやすい滋賀の実現を目指します。
社会の変革に対応する「ひとづくり」を推進し、労働者一人ひとりが自らの成長を実感し、働きがいを持って働くことができる社会の実現を目指します。
職場や地域で女性が活躍できる社会の実現に向け、女性がその能力を最大限に発揮できる環境づくりに取り組み、あらゆる分野における女性の社会参画の拡大を目指します。
仕事や生活の場でのハラスメントを無くし、すべての県民がお互いを尊重し合い、一人ひとりの多様性が認められ、対等な関係の中で共に生きていける社会の実現を目指します。
気候変動の危機感を共有するとともに、経済成長につなげる機会と捉え、「琵琶湖」を切り口とする地域レベルでの取組を通じて、環境と経済・社会活動をつなぐ健全な循環の構築を目指します。
令和5年(2023年)5月18日
滋賀県知事 三日月大造
連合滋賀会長 白木 宏司
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2023年4月市16日・町18日告示4月23日投開票で執行されました大津市議会議員選挙、彦根市議会議員選挙、栗東市議会議員選挙、近江八幡市議会議員選挙、日野町議会議員選挙におきまして、連合滋賀が推薦する14名中13名の候補者が当選を果たすことができました。
投票結果
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※推薦候補者のみの情報を記載しております。
- 大津市議会議員選挙(定数:38 候補者:47)
有権者数:280,774人
投票率:41.84%
候補者名 | 所属政党 | 得票数 | 結 果 |
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嘉田 修平 | 無所属 | 5,469票 | 当選 |
田中 知久 | 国民民主党 | 3,684票 | 当選 |
奥村 功 | 国民民主党 | 3,370票 | 当選 |
日隈 慈 | 国民民主党 | 2,923票 | 当選 |
船本 力 | 無所属 | 1,828票 | 当選 |
草川 肇 | 無所属 | 1,781票 | 当選 |
中田 善久 | 無所属 | 1,679票 | 惜敗 |
- 彦根市議会議員選挙(定数:24 候補者:29)
有権者数:89,785人
投票率:41.37%
候補者名 | 所属政党 | 得票数 | 結 果 |
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矢吹 安子 | 無所属 | 2,354票 | 当選 |
森田 充 | 無所属 | 1,751票 | 当選 |
- 栗東市議会議員選挙(定数:18 候補者:20)
有権者数:54,797人
投票率:38.20%
候補者名 | 所属政党 | 得票数 | 結 果 |
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上石田 昌子 | 無所属 | 2,255票 | 当選 |
谷口 律香 | 無所属 | 1,957票 | 当選 |
田村 隆光 | 無所属 | 1,033票 | 当選 |
- 近江八幡市議会議員選挙(定数:22 候補者:31)
有権者数:65,882人
投票率:49.65%
候補者名 | 所属政党 | 得票数 | 結 果 |
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山本 英夫 | 無所属 | 870票 | 当選 |
- 日野町議会議員選挙(定数:13 候補者:16)
有権者数:17,154人
投票率:55.90%
候補者名 | 所属政党 | 得票数 | 結 果 |
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山本 秀喜 | 無所属 | 796票 | 当選 |
季刊「RENGO」が創刊
連合本部で作成している、月刊「連合」が2023年3月に最終号を発刊し終刊となり、新たに季刊RENGOが創刊しました。
働く人の視点から、いま社会で起きていることや、連合が力を入れている運動などをわかりやすく解説されています。
時代に即した特集や多彩なテーマの連載など、内容も充実。労働組合役員はもちろん、働くことや社会問題に関心のある方に、ぜひ、お読みいただきたい情報誌となっております。
発行:年4回(3月/6月/9月/12月の20日発行)
定価:◆一冊363円 ◆年間購読料1,452円(税込・送料込)
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3月8日は「国際女性デー」です。1857年にニューヨークの被服工場の火災で多くの女性たちが亡くなったことを受け、3月8日に女性たちが低賃金・長時間労働に抗議を行ったことが「3.8国際女性デー」の起源であると言われています。その後、1908年3月8日には、女性労働者たちが賃金改善と労働時間短縮、そして婦人参政権を求めて「パンとバラ」を掲げ、デモを行いました。以来、この日は“女性の政治的自由と平等のために行動する記念日”と位置づけられ、賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳・人権の確保を表す「バラ」をシンボルに、世界各国で様々な行動が展開されています。連合は、1996年から春季生活闘争の中に国際女性デーの行動を位置づけ、全国で統一行動を実施しています。
- -2023春季生活闘争について-
- -政治情勢について-
- -組織強化・拡大について-
連合滋賀でも、ジェンダー平等の実現に向けて、2023年3月4日(土)に連合滋賀女性委員会が中心となり、国際女性デーの街頭行動をOh!Me大津テラス周辺にて実施しました。ジェンダーハラスメントの撲滅、女性を意思決定のプロセスに入れていくことなどを掲載したチラシや、ジェンダー平等の言葉に触れてもらう自作のクロスードクイズを道行く人に配布するとともに、街頭でのマイクアピールを行いました。
マイクアピールでは、世界的には、意思決定過程に女性がいる光景が決して珍しいものではなくなってきている中、日本が遅れをとっていることや、性別だけでなく、年齢、国籍、障がいの有無、就労形態などにかかわらず、多様性を認め、誰もが等しく力を発揮できる環境が整備され、すべての人が互いに支え合える社会の実現が不可欠であることなどを訴えました。
3.8国際女性デーチラシ
関連リンク
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『くらしをまもり未来をつくる』のスローガンのもと、働く仲間約1,500人が集まり、前半は春季生活闘争について、後半は統一地方選挙について団結する決起集会を大津市なぎさ公園市民プラザにて2023年3月4日(土)に開催しました。
冒頭、主催者代表挨拶を連合滋賀白木宏司会長が述べ開会、激励に、斎藤アレックス衆議院議員、徳永久志衆議院議員、嘉田由紀子参議院議員にお越しいただき、ご挨拶をいただきました。
その後、JP労組の山本洋子氏、私鉄県協の竹内幸男氏、中小労組を代表し中尾喜享氏、パート・非正規を代表し番場由紀子氏にそれぞれ2023春闘に向けて情勢報告・決意表明を述べ、連合滋賀女性委員会の相澤三千代女性委員長が集会アピールを提案し、採択されました。
また、4月に予定されている統一地方選挙、9月・10月に予定される各市町議会議員選挙に向けて、県議選14名、市町議選19名の連合滋賀推薦候補者紹介を行いました。
集会後は、参加者全員でデモ行進を実施、滋賀県で働く仲間に広く訴えかけました。
関連リンク
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2023春季生活闘争の一環として、「滋賀県社会保険労務士会との意見交換会」を2023年3月3日(金)に琵琶湖ホテルにて開催しました。古川政明会長をはじめ滋賀県社会保険労務士会から7名、連合滋賀からは白木宏司会長含む7名が参加し、双方の活動、取り組みを報告するとともに意見交換を行いました。
意見交換では、連合滋賀の政策・制度要求の取り組み、社労士の不適背う行為の事例対応について、中学校教育への対応、連合滋賀の男女平等・標語川柳の取り組みなど多岐にわたって情報共有し、共通認識を深めました。また、要望として3点、①定期的な意見交換の開催②社労士の不適切行為の予防と情報共有③36協定等の適切な締結と届け出について取り組むよう要請を行いました。
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連合滋賀は2021年12月より「ジェンダー平等推進計画フェーズI」(2021年12月~2024年11月)を策定し、女性・多様な人たちの組合参画、一人ひとりが尊重された「真の多様性」が根付く職場・社会の実現、それを通じての運動の活性化を目標に取り組みを進めています。
2023年2月24日(金)に連合滋賀三役・執行委員、構成組織代表者、男女平等・青年・女性委員会を対象に「ジェンダー平等推進計画学習会」を滋賀県教育会館にて開催しました。
学習会では連合本部より井上久美枝総合政策推進局長を講師に招き、「ジェンダー平等・多様性推進の必要性と意義~労働組合が取り組むべきこと~」と題し、日本の雇用における男女の賃金格差や管理職比率、労働組合としてジェンダー平等・多様性推進に取り組む必要性と意義、春闘課題、女性役員を選出したことによる変化や好事例の取り組みなど、幅広く講演をいただきました。
また講演の中で、組合活動への女性参画を広げるためには「報告事項は会議の事前にメールで流しておく」「昼休みに短時間で開催する」「WEBを活用する」など組合活動の在り方を見直し工夫する必要があるとも話されました。
講演後の意見交換では女性役員より、ジェンダー平等・多様性推進、女性参画推進の取り組みにも関心を持っていただき、自組織でも広げていただきたい。性別・年代等を超え様々な背景を持つ人が組合に入ることで従来とは違った視点が入り組合活動が活性化される。誰もが参加できる組合活動の在り方や会議の方法を見つけて実践していくべきなどご活発なご発言をいただき終了しました。
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2023春季生活闘争に向けた「賃金学習会」を2023年2月14日(火)・15日(水)の二日間の日程で二会場で開催しました。
1日目のキラリエ草津では50名、彦根勤労福祉会館では21名の方にご参加いただきました。
1日目は連合本部労働条件局の森田局長より、2日目は労働条件局酒井次長にお越しいただき、春季生活闘争方針の解説では中小における課題、また賃金データの収集や地域ミニマム運動の活用についてなど、説明いただきました。
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退職者の美術作品を通じて、文化的で充実した生活向上を図ることを目的に第1回「私の自慢展」を開催いたしました。趣味で作成されている物、これを機会に初めて作品づくりをされた物など、10月からの応募の結果、16作品が集まりました。
応募作品を滋賀退職者連合三役で品評した結果、最優秀賞1点、優秀賞3点を入選作品といたしました。
応募されました皆さまの素敵な作品をご覧いただき、新たな人生を豊かにする趣味を見つける機会にしていただけたら幸いです。
また、作品展示を2023年2月26日(日)のクサツエストピアホテルにて開催する、滋賀退職者連合第29回総会・30周年レセプションの際に展示する予定です。
最優秀賞(1点)
優秀賞(4点)
その他
2023年の新年を迎え、「連合滋賀2023新春の集い」を2023年1月6日(金)に琵琶湖ホテルにて開催いたしました。
来賓に三日月大造滋賀県知事、大村昭洋滋賀経済産業協会副会長を始め、各首長などの行政、経済団体や事業団体、各級議員、報道関係などにお越しいただき、連合滋賀の構成組織・地域協議会からご参集をいただきました。
連合滋賀白木宏司会長挨拶(要旨)
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新年あけましておめでとうございます。
ビジネスの中で利用される用語の一つとして、近年は、VUCAの時代とも言われておりまして、先行き不透明で、将来予測が困難で、想定外のことが起き、既存の価値観やビジネスモデルが通用しない時代であると言われています。過去を振り返りますと、9.11、リーマンショック、東日本大震災、コロナ、ウクライナと予想外の出来事が起こっています。そして予想外のひとつである、世界中に猛威を振るった新型コロナウイルスとの闘いも3年が経過し、多くのことを学び体験し対応に臨んできたました。春には季節性インフルエンザと同等の5類相当にするとの報道もあり、コロナとの共存社会へとステージが変わる年となります。加えて、先日、アメリカの調査会社が発表した今年の10大リスクとして、1位にロシアのウクライナ侵攻、2位に中国習近平への権力の集中化など世界的な地政学的な動向による影響も懸念されています。日本においても2月の食料品の値上げが4300品目とピークを迎え、エネルギー高騰と相まって物価高に歯止めが効かず、私たちを取り巻く環境は極めて厳しく、激動の時代を迎えています。
このような環境下で、2023年春闘が1月下旬に事実上スタートします。
日本の労働者は物価高・円安・コロナ禍の「三重苦」の中に置かれています。東京都では、低所得者支援として170万世帯に、25kgのお米を年明けから現物支給されると聞いています。先進国の首都で、主食を現物支給しなければならない現実を重く受け止めなければなりませんし、より弱い立場の人ほど、このような経済ショックの影響を大きく受けてしまっており、社会の分配構造を変える必要が出てきています。
そのような状況を踏まえて連合は、今次春闘を、「未来づくり春闘とし、暮らしをまもり、未来をつくる 賃上げでかえようあしたを!」をスローガンに、賃上げ分3%程度、定昇相当分を含む賃上げを5%程度とすることが示されました。
一方で、コロナ禍の影響が産別、産業に影響が残っていますし、回復もそれぞれ異なり、今もなお、深刻で苦しい環境にある産業も多く、生活者、企業にも影響があることも実態です。また、何よりも1997年から実質賃金が下がっています。いろいろな見方ありますが、労働分配率の問題、働く労働の価値への対価など、いろいろな要素を含んだ問題ですが、先送りにはするわけにはいかない状況です。
これらを鑑みて、今春闘は3つの視点での議論が必要だと考えております。一つには、実質賃金は中長期的に政策課題として継続して取り組む議論。二つには、そこにプラスアルファで急激な物価上昇に対する賃金引上げ議論、三つには、大きな目で全体の賃金の底上げと格差是正の議論が必要です。したがって、労使自治の中で、今までとは異なる次元での議論をすることが必要です。今年は、春に戦う春闘から春に討議をする春討と漢字を読み替え、労使の対立構造ではなく、持続的な賃金上昇につなげるために、双方で何が出来るのかを議論することが大切だと思います。
また一方で、マクロ的には賃上げに対する機運は高まっていることも実感しますし、賃上げの広がりと高さが求められ、その結果が日本経済の未来を変えるターニングポイントでもあります。しかし、実質賃金の引き上げ、中小企業の賃金引上げなど、一企業労使の議論にも限界が生じることも事実です。岸田首相が経済界、連合に対しインフレ以上の賃上げ実現を要請されておりましたが、要請ベースだけではなく、本質を見据えた具体的な政策を政労使の間でじっくりと議論して、スピードある政治判断が必要と考えます。
今年の4月の統一地方選挙をはじめ各種の選挙の年となります。私は常々話をしておりますが、労働組合の政治へ向き合い方は、労働組合と政党や政治家の皆さんとは、機能や役割は異なりますし、政策がすべて同じではありません。ただ、様々な協力関係の中で信頼関係を作りながら、是々非々で議論をし、大きな方向性を模索し進んでいくことがベースにあると考えています。そして、議員の皆さんが、構成組織や組合員、さらには国民、県民、市民の皆さんから信頼できる政治、政治家だと認識してもらえることが大切だと考えています。一方で、私たちの生活は、政治のシステムで方向付けされていることがほとんどです。政治に無関心ではおられないわけで関連がすべてにあります。それを組合員、あるいは国民、県民、市民一人一人に、我々労働組合が組織として浸透させていくという仕事があり、言い換えれば社会運動としての役割が私たち連合滋賀にあるとことも認識し統一地方選挙に臨みたいと思います。さらに、国民に最も近い地方自治体における統一地方選挙は大きな節目となりますし、今年中にも行われると噂が走る、国政選挙に向けて、我々が支援する立憲民主党、国民民主党の地方基盤を強化することも大きな目的です。構成産別、連合議員団が一体となった取り組みが必要ですので、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。
労働組合組織率が16.5%と過去最低になったとの報道がありました。連合滋賀としても真摯にこの結果を受け止めたいと思います。労働市場の一つの大きな課題として、非正規雇用、不安定雇用の格差や労働条件の低さがあります。そのような中で、我々は16.5%の組織された労働者だけの幸せや利益を追求することだけでは社会から労働運動が孤立することに繋がります。非正規労働者など80%強の未組織労働者を巻き込んだ取り組みを強化して、社会的運動にむすびつかなくてはなりません。そういった意味からも連合滋賀に集う私たちが、集団的労使関係を構築していくことこそが、未組織で働く仲間の処遇改善と働き方改革の推進につながるのであり、取り組みのさらなる強化に努めていきたいと思います。
2023年は兎年となります。兎には跳ねる特徴があるため、景気が上向きに跳ねる、回復すると言われており、株式市場にとっては縁起の良い年として知られています。また昨年末に、サッカーワールドカップで日本中に感動と勇気を与えてくれましたが、今年も、春にWBC(ワールドベースボールクラッシック)、世界フィギュアスケート選手権、夏には女子サッカーワールドカップ、そして秋にはラグビーワールドカップとスポーツビックイベントが続きます。他にも音楽や芸能、文化など、先に述べた環境下の時代であるからこそ、このようなイベントが喜びと感動、そして心を揺るがし、個々人の励みとなり、この難局を跳躍出来るものと思っています。
ご当地滋賀県では、全国で平均寿命が男性82.7歳で1位、女性88.2歳で2位ということです。その要因として、生活習慣では、たばこ、多量飲酒をする人が少なく、自然豊かで、スポーツやボランティアに取り組む人が多いなど、そして生活環境では、労働時間が短い、所得格差が少ない、図書館が多いなどのようです。
健康に十分留意され、皆さんにとって充実した素晴らしい一年になることを祈念いたしまして、ご挨拶とさせていただきます。